【名言・自己啓発】若い営業パーソンに質問。車でお客さまを訪ねる際、車はどこにとめますか、という話




雑記

こんにちは。当ブログへお越し頂きまして、ありがとうございます。

本日は、私が20数年前に前職で当時の営業主任から頂いた言葉をご紹介したいと考えます。それは、自動車でお客様を訪ねる際に気を付けるポイントであり、当時主任から言われたままをできるだけ再現すると「お前は何様のつもりだ!伺った先はお前のお客様であり、お前がお客様、ではないだろう!邪魔にならない遠くに車をとめて、あるいて行け!!」というものです。

はるか昔の夏の日

当時、自動車販売の営業スタッフとして勤めていた私は、毎日自社で取り扱う自動車を運転し、個人・法人問わず、お客様のところを訪ね、色々なお話をしていました。

ある夏の日、それまで商談を続けていた法人のお客様とのお話が煮詰まり(買っていただけそうでなかなか結論に至らない)、営業主任に相談をしました。

「例の〇〇さんのところなのですが、決めていただけそうで決めていただけない感じになってます。」

営業主任は、いろいろアドバイスをくれ、最終的には一緒に行ってみるか、と答えてくれ、ではお願いします、ということで、同行していただくこととなりました。

同行・商談

と、いうわけで、お客様との面談の日程も決まり、営業主任と一緒に会いに伺うことに。

当日は私が運転し、主任には助手席に乗って頂き、お客様の会社へ向かいました。

先方様と面談し、主任が中心となり商談を開始します。当店でお車を購入していただいた際のメリット、デメリットをお伝えし、価格面でも調整、ご納得いただき、無事ご契約を頂くことになりました。

帰りの車中でも改めて同行のお礼を伝え帰社しました。

社内にて

販売店に戻り、営業報告も終え、次の準備に取り掛かろうとしていたとき、同行していただいた主任から声をかけられました。

ちょっといいか?

「はい、何でしょうか」と向き直ると、そこから今日の訪問についてのお話でした。

おまえは、あの会社に行った早々に、入り口に一番近いお客様駐車場に車を止めていたけどなぜか?

と。

「駐車スペースを用意してくれていますし、空いていましたから」と答えました。すると、

前述した

お前は何様のつもりだ!伺った先はお前のお客様であり、お前がお客様、ではないだろう!邪魔にならない遠くに車をとめて、あるいて行け!!

という言葉が返ってきました。

誰かが見ている

当時は「理不尽なことを」と思う反面、「確かに言う通りかもしれない」とも思いました。

なので私は、その日を境に、個人のお客様を訪ねる際は、少し離れた駐車禁止区域ではない場所だったり、コインパーキングだったりに、また、法人のお客様では、敷地内の一番離れた場所かつ邪魔にならない場所、を意識して車を停めるようになりました。

なぜ、この話を思い出したかというと、つい先日、法人のお客様を訪ねた際、その法人の専務が帰り際に見送りに出てきて下さったのですが、その時このように言われました。

いつか聞こういつか聞こうと思っていたことがあるので聞いてみてよいですか?

「どうぞ」とお答えすると

いつもクルマを一番遠くにとめているのはもしかしてこういう理由ですか?

と、そして専務が言われた理由、というのが上記の当時の営業主任が言われた言葉と同様のことでした(もちろん言い方は比較にならないほど丁寧なものでしたが)。

「よくお気づきになられましたね。実は社会人になりたての頃に指導頂いたことが癖になってしまっていて、今でもこのような行動をとっています。」

とお伝えするととても感動され、こういう所にもあなたの気遣いの精神が現れている、とお褒めの言葉まで頂いてしまいました。

そんなことを言われ嬉しい気持ちとともに、細かいところまで見ている人はいるものだなあ、と思いました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

していることは本当に大したことではないかもしれませんが、でもやはり誰かが見ているものです。

プラスになることであれ、マイナスになることであれ、誰かが見ていて、そして評価を下しているかもしれません。以前にもこのようなお話をしました。

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若い営業パーソンの皆さま(若い自覚がない方、また、営業パーソンでない方でも)ちょっとした行動の変化で他人からの見え方、評価が大きく変わるかもしれませんので気を付けてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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