もし、ご自身の小さな子どもが隣人に迷惑をかけてしまったとき、どのように対処しますか?もしかしたら損害保険が役に立つ場合もあるかもしれません。
万が一そのようなことが起きてしまって、
「他人様に迷惑をかけてしまった!どうしよう!」と思われた場合は、ご家庭で加入している損害保険(自動車保険・火災保険・傷害保険等)の保険証券をお手元に出して見てください。
そして、その中に「個人賠償責任保険(特約)」があるかどうかを確認してみましょう。「個人賠償責任保険(特約)」があれば少なくても金銭的な部分は対応可能かと考えられます。
個人賠償責任保険って?と思われた方はこちらを参考にしてみてください。

ご挨拶&設定
こんにちは。当ブログにお越しいただきましてありがとうございます。
今回は事故例、個人賠償責任保険の保険金お支払い事例をお伝えしたいと思います。今回の設定は以下の通りです。尚、この物語はフィクションですのであらかじめご了承ください。
登場人物
私・・・保険代理店勤務
A氏・・「私」の所属代理店の自動車保険ご契約者(30代男性)
B氏・・今回事故の相手側当事者(40代男性)
相談のお電話
ある日の夕方、A氏より電話がありました。
「ちょっと相談があるんだけど…」。
聞こえるか聞こえないかわからないような小さな声で電話してきたA氏は続けます。
「ウチの息子のことなんだけど、、、」
A氏には5歳と3歳の息子さんがおり、賃貸アパート住まいのお客様です。何かありましたか?と先を促します。
「実は、昨日お隣さんのB氏がウチにきて、私の車が傷だらけになっている、お宅の息子さんたちがお昼に遊んでいたようだが何か心当たりがないか?と聞いてきたのです」
「その場で息子を呼んで、自分がやったのか聞いたのですが、そこでは自分ではない、と言ったのですが…」
「少し気になって、後でもう一度確認したら、実は自分だ、と。怒られるのが怖くて言えなかったって…」
そうなんですね。それは大変でした。
「で、改めてこちらからB氏の部屋に伺ってご挨拶して、お詫びして、ウチで弁償させてもらう、とお話したのですが。」
そうでしたか。
「そこで、相談なんですが、何か対応できる保険はありますでしょうか…」
意外と本人は覚えていない加入内容
なるほどです。お子様がお隣さんB氏の駐車中のお車にいたずらしてしまったんですね。うん、お子様が生まれたときに「個人賠償責任保険」のお話をさせていただいたのを覚えてますか?その時に加入していただき、今も継続加入していただいていますよ。
「そうでした!それで補償されますか?」
こういう時のために準備していただいたものでもあります。
「ありがとうございます。助かります。」
ご契約の更新の都度お客様にはご契約内容はご確認いただいていますが、お客様にとって、そして募集人にとっても形骸化しているのかもしれません。これは注意が必要ですね。
修理代は…
さて、その後、私自身もお相手にご挨拶し、保険で対応させていただく旨お伝えしたのち事故の受付、報告をしました。
1か月ほどで修理代も保険でお支払いすることが出来ましたが、その金額は、、、
92万円!!
ボンネットから両サイドのフロント、リアのドア、バックドア、すべてに釘を使って落書きをしていたので相当かかりました。
事案解決後、A氏からだけではなく お相手であるB氏からも感謝の言葉を頂いたのは嬉しい出来事でした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
子どもの軽いいたずらかと考えていたら修理代約100万円。
もし個人賠償責任保険がなかったら…と考えると大きな出費になっていました。そして今回お相手のB氏までもが感謝してくれたことにからもわかるように、お相手にとっても保険でしっかり対応され、すぐに補償されるとなると安心感が違いますよね。
ご自身の為にも、万が一の際のお相手の為にも「個人橋用責任保険(特約)」には加入された方が良いかと考えます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
個人賠償責任保険とは?と思われた方はこちらもお読みください。
