わかりにくい?大手損保3社の車両搬送費用を調べてみた話




搬送費用比較 損害保険

保険ってわかりにくい!!というお声は本当にたくさんいただくお声です。メインの補償の部分でもわかりにくいというお声を頂きますが、付帯サービスも質問を頂くモノの一つです。

そこで、今回は付帯サービスでも使う機会の多い車両搬送費用の補償内容を大手損保会社3社に絞り、調べてみました。車両搬送費用?いまいちよくわからない、という人がいらっしゃれば何かの参考になれば嬉しく思います。

ごあいさつ

こんにちは。当ブログにお越しいただきましてありがとうございます。

生命保険、損害保険、保険の種類を問わず、「保険ってわかりにくい」という声はたくさん耳に入ります。いろいろご質問を頂けば、その都度掘り下げたお話をお伝えさせていただければな、とも思います。

今回は東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパン、三社の「車両搬送費用」を調べてみました。以前、ソニー損保とチューリッヒのロードサービスを調べてみましたのでご興味あればどうぞご覧ください。

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東京海上日動の車両搬送費用補償

東京海上日動のホームページを参照しています。以下の内容は記事作成時点のものです。詳細は東京海上日動のホームページをご確認ください。

ロードアシスト(自動セット)

ロードアシストは、「車両搬送・応急対応・レンタカー費用等補償特約(15日)」による「車両搬送費用」「緊急時応急対応費用」の補償とサービスの提供から構成されます。

1、車両搬送費用補償・車両搬送サービス

事故・故障・盗難等により走行不能となった場合に、修理工場等までレッカー搬送を行い、レッカー搬送に必要な費用(車両搬送費用)を1回の事故等について2.と合計で15万円を限度にお支払いします(「車両搬送・応急対応・レンタカー費用等補償特約(15日)」による補償の対象となる費用については、保険金としてお支払いします。)。

2、緊急時応急対応費用補償・緊急時応急対応サービス

事故・故障やバッテリー上がり等の車両自体に生じたトラブルにより走行不能となった場合の緊急時応急対応費用(原則東京海上日動が事前に指定した業者での対応費用に限ります。)を1.と合計で15万円を限度にお支払いします(「車両搬送・応急対応・レンタカー費用等補償特約(15日)」による補償の対象となる費用については、保険金としてお支払いします。)。

ポイント:基本的には車両搬送費用は15万円までのようですが、但し書きに「東京海上日動が事前に承認した場合は無制限とします」とあります。

三井住友海上のロードサービス費用特約

三井住友海上のホームページを参照しています。以下の内容は記事作成時点のものです。詳細は三井住友海上のホームページをご確認ください。

レッカー業者がかけつけ、レッカーけん引をトータルサポート!

レッカーにかかる次の費用をロードサービス費用特約でお支払いします。
なお、ご自身でレッカー業者を手配した場合も対象です。レッカーけん引は約500km(注1)まで対応

①運搬費用

修理工場までのレッカー費用・落輪したお車をクレーン等で引き上げる費用

30万円(注2)を限度に補償

②修理後搬送費用

修理後にご自宅までお車を搬送する費用

③修理後引取費用

修理後にご自身でお車を引き取るための交通費

②③を合算して15万円を限度に補償 ※③のみ自己負担額1,000円あり

  • (注1)提携しているロードサービス提供者における、車両区分が普通車に該当する場合の実績に基づく当社試算です。実際の作業内容や車種、車両の重量等により、レッカーけん引距離が増減し、自己負担が発生する場合があります。
  • (注2)車両保険をセットする場合は、「車両保険金額の10%、または30万円」のいずれか高い額となります。

ポイント:レッカー費用約500km・車両搬送費用30万円とあります。

損保ジャパンのロードアシスタンス

損保ジャパンのホームページを参照しています。以下の内容は記事作成時点のものです。詳細は損保ジャパンのホームページをご確認ください。

最初に

ロードアシスタンスは、すべてのご契約が対象となります。

とあります。

事故、故障またはトラブル時のレッカーけん引

レッカーけん引は1事故につき15万円※限度!(ロードアシスタンス事業用特約を付帯した場合、100万円限度となります。)

ご契約の自動車が事故、故障またはトラブルにより走行不能となった場合に、現場に急行し、レッカーによるけん引を行います。


ポイント:ロードアシスタンス専用デスクに事前連絡をしていただき、損保ジャパンの指定する修理工場などにレッカーけん引する場合は、無制限となります(限度額15万円は適用しません。)。15万円に相当するレッカーけん引距離の目安は、大手会員制ロードアシスタンス業者で普通乗用車をレッカーけん引する場合、約180km(基本料金・作業料金1時間程度を含みます。)となります(ロードアシスタンス業者、車種により異なる場合があります)。

3社の車両搬送費用を確認して思う事

大手損保会社の車両搬送費用は基本的には距離ではなく料金で制限している場合が多いようです。そのため、搬送業者によって搬送できる距離には少しばらつきが出てくることが予想されますね。

また、JAFに加入しているか加入していないかでロードサービスの幅が変わったりするのでそれぞれの保険会社のホームページでご確認ください。

私が業者さんに確認した時は「事故の場合は車載車で搬送することが多いだろうから、一台積みの車載車なら1km500円位かなあ。だから15万円なら300kmかな」とおっしゃってました。

地域や時間によっても異なることは考えられますが。

総じて、過去確認したインターネット通販自動車保険より搬送距離は長くなりそうですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は損害保険大手3社のロードサービスの中の「車両搬送費用」の焦点を当てて調べてみました。通販の自動車保険が距離によって制限があるのに対し、こちらは費用によって制限がある、という特徴がありました。

当然ながら、車両搬送費用のみで加入する保険会社を選ぶ、ということにはならないかもしれません。

しかし、保険選びの一つの要素にはなるかもしれませんね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

※出典:東京海上日動・三井住友海上・損保ジャパンホームページ

ソニー損保のロードサービスについてはこちらをどうぞ

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