【短文書評】「生命保険販売の心理学」 おとわ瀬文著(オトワアカデミー) 




書評

こんにちは。

営業歴も20年を越え、なんとかかんとかこの業界にしがみついていると、若い募集人さんや、営業経験の少ない募集人さんから「全く保険が売れない」「営業に向いていない」等の相談を受ける事も出てきます。

そんな中、先日目にとまった本が、「生命保険販売の心理学」 おとわ瀬文著(オトワアカデミー) でした。どのような気持ちで、どのようにお客様と向き合うか、という事が書かれています。

保険募集人だけでなく、営業職に携わる方には見ていただきたいな、と思える内容でした。

ごあいさつ

改めましてこんにちは。

当ブログへお越しいただきまして、ありがとうございます。

今回は

「生命保険販売の心理学」 おとわ瀬文著(オトワアカデミー)

 

をご紹介させていただきます。

先日Amazonを徘徊している中で、ふと目にとまった本でした。kindle unlimitedで購入できるようになっていましたので、それなら読んでみようと考え、読むことにしました。※kindle unlimitedとはAmazonが提供するサブスクリプション(月額定額払い)方式の電子書籍読み放題サービスです

「生命保険販売の心理学」 おとわ瀬文著(オトワアカデミー)

著者自身も生命保険業界に携わって40年を越えているそうで、(私の2倍の長さです)その経歴の中で現場での販売、募集人の教育推進など多くの部署で様々な経験をされている方です。

冒頭で著者は、「人はテクニックで商品は購入しません。自分自身の心が動いて始めて購入に至るのです」と書いています。心理学を学び、応用することは著者の言うテクニックには当たらないのか…?という若干の違和感は覚えましたが、だからこそ心理学を学び、心にはたらきかける、ということなのかもしれません。

この本は、心理学上の法則・原理をわかりやすく解説しています。さらに、生命保険販売での活用事例も同時に記載してあります。ひとつの法則・原理につき、その内容を解説、事例の紹介、生命保険販売の場面で応用できるかの説明、という感じで進んでいくので、すっと頭に入っていく感じがあるかと思います。

生命保険販売に従事している募集人の方ならば一度は経験しているのでは?という場面も多く出てくるので共感できる部分の大きいのではないかと思います。

生命保険販売の歴が短く、どのように人と接して良いかわからないと考えている若い募集人の方だけでなく、長く業界に携わっている方も、改めてご自身を振り返ってみたり、あるいは初心?に帰るために、読んでみるのも良いかもしれません。

まとめ

いかがでしょうか。この本は生命保険販売に携わる方に向けた本、でありニーズは限定的なものになるかもしれませんが、逆に言うと、業界に携わっている方には何かしら気づきがある一冊になるのではないかと考えます。※冒頭にも触れましたが、保険募集人に限らず、営業職に携わる方にとっても気づきはあるかもしれません。

私は過去に何度も先輩方から「難しいと思えることをわかりやすくお伝えできるのが一流」と教えていただいてきました。まだまだ道半ばではありますが、いつも心の中に留めている言葉の一つです。

著者もこの本のなかで言っています。

「生命保険はわかりづらいとよく言われますが、わかりづらくしているのは私たち自身であるときづきましょう。」

と。

この本が、生命保険募集人の皆さまが日々の業務の中感じている悩みの解決の一助になれば良いなと思い、ご紹介させていただきました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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