家計の見直しをする際、入ってくるお金を簡単に増やせないとなると、出ていくお金をどのように削減しようか、という事になるのではないかと思います。出ていくお金を考えるとき、見直すべき項目の上位に入ってくるのが保険関係、というのはわりと一般的かもしれません。
今回は自動車を保有されている方の多くがご加入されている「自動車保険」を簡単に見直す方法をお伝えします。皆様の家計の見直しの一助になれば幸いです。
家計の見直しは支出の見直しから
こんにちは。当ブログへお越しいただきましてありがとうございます。
世帯の収入はなかなか上がらない、何とか現状維持は出来ているけれど…
とか
収入は下がる一歩なのに支出は増えていく…
とか
収支のバランスが取れず、家計を見直したい、というご相談を頂くことがあります。いろいろと支出を見直す方法はあるかと思いますが、そんな中でも「保険」は見直す候補に挙がりやすいのではないかと思います。ただ、保険にも「生命保険」や「損害保険」があります。
なんとなくの「万が一」のために備えている「生命保険」は見直しの効果は非常に高いですが、その代わり少し時間がかかるかと思います。(しかし、ご自身やご自身のご家族が加入している生命保険を「何のために、いつまで、いくら補償(保障)されるか」がすぐに言えない場合、見直しすべき状態かもしれません)
そこで、比較的すぐに見直せる「自動車保険」について見直しのポイントを つだけお伝えしたいと思います。ほかにも見直すべきところはあるかもしれませんが、今回はわかりやすさと実行しやすさに焦点を宛ててみましたので参考になれば参考にしてみてください(すでに実行済み、よく知っている、という方には申し訳ありません。
運転者の年齢条件特約を確認してみる
まず、効果が高いのは「運転者の年齢条件特約」です。最近は自動車保険の更新の都度募集人から条件等のお話が出ているのですでに確認済みかもしれませんが、まだまだ実態にあっていない運転者の年齢条件になっているケースがあります。
●契約者ご夫婦が35歳以上、同居のお子様は小学生のA氏のケース
運転手の年齢条件特約がが21歳以上補償になっているので確認してみたところ、「時々大学生の甥っ子(22歳)が運転するのです。もし甥が運転して事故にあってしまったら大変ですから」とのこと。しかしこのケース、甥御様運転の交通事故をA氏加入の自動車保険で補償しようと思ったら、
運転者の年齢条件は35歳以上、運転者の限定(本人限定など)を付けない。
だけで大丈夫です。
例 トヨタプリウス 20等級 ゴールド免許 車両保険一般条件付保
甥のために21歳以上補償時の年間保険料・・・約110000円
正しい年齢条件35歳以上補償時の保険料・・・約71000円
差額・・・約41000円
また、大学生のお子様等が新たに免許証を取得されたような場合でもで、お子様の生活の拠点がどこかによって同様のことが言えます。詳しくはこちらをご確認ください。

個人賠償責任保険の重複を確認する
ご家庭でご加入の損害保険の個人賠償責任保険の確認しましょう。複数確認できた場合はどれか一つだけ残すようにしてあとはご解約いただいても構いません。無駄な保険料を削減しましょう。
詳しくは過去記事をご確認下さい。

弁護士費用補償特約の重複を確認してみる
同じく重複加入で無駄になってしまう保険料が発生するものの代表が「弁護士費用補償特約」です。
ご家庭で複数台自動車をお持ちで、それぞれ自動車保険にご加入の際にはご確認ください。複数の保険証券に「弁護士費用補償特約」の記載があれば一つだけ残して特約を解約しても差し支えありません。
こちらについても過去記事をご確認ください。

まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、簡単に確認出来て即効性のある自動車保険の見直しについてお伝えしました。保険の見直しというと、ともすれば「保険料を下げるために、必要な補償まで外すこと」をお勧めするケースもあるように思います。しかし今回の3つに関しては、見直すことで見直し前に補償できたものが、見直したことによって補償出来なくなる、という事がないようなものに絞らせて頂きました。
それは
1つ、運転者年齢条件特約を今一度確認しましょう
1つ、ご家庭の個人賠償責任保険の数を確認しましょう
1つ、自動車を複数所有の際は、弁護士費用補償特約の重複に注意しましょう
というものでした。当てはまる方がいらっしゃれば、多少なりともお役に立てるのではないかと思います。最後までお読みいただきましてありがとうございました。